子どもの心の臨床というのは、医療の中ではサブスペシャリティー領域に位置づけられております。基本となる領域は精神科と小児科になります。実際に働いている方も、小児科や精神科をやっていた(またはやっている)方が多い印象です。初期臨床研修終了後に子どもの心関連の後期研修に進まれる方もおられます。その場合でも、研修過程で精神科や小児科の研修をされる方が多いようです。
実際の診療は、児童精神科、小児精神科などの診療科で、子どもの心を専門にやっている先生もいますが、地域によっては小児科医や精神科医として勤務しながら携わっている場合も多いようです。
勤務する場所は、病院やクリニック等の医療機関だけでなく、児童相談所、保健所、子どもの関連の施設、司法関連の施設の場合もあります。また、大学や研究機関で、研究や教育に従事しながら臨床に携わっている先生もおられます。
子どもの心の診療に従事する医師は、少しずつ増えてきてはいますが、まだまだ足りてないのが実情です。我々は子どもの心の診療に従事してもらえる医師が少しでも増えるように様々な情報を発信していきたいと思っております。引き続き応援の程、よろしくお願い申し上げます!
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